エンジニアとして開発に携わっていると、実質的に休みの日がないことはよくあります。

休日も仕事をする必要があったり、スキルアップのために勉強しなければならなかったりすることが多いからです。ワークライフバランスがよくないといわれることが多いものの、職種によってその状況には違いがあります。

受託開発を行う職場で働いているエンジニアの場合には、休みの日は私生活を優先できるのが一般的であり、優れたワークライフバランスを実現できるのです。新しいスキルを獲得しなくても働きやすい上に、終身雇用をしてもらえる職場が多いのが理由でしょう。

ただし、いつもワークライフバランスが優れているというわけではありません。納期の影響を受けやすいのが特徴であり、自分の担当しているプロジェクトの納期が近付くと休みの日も平日と同様に働かなければならなくなるのは珍しくないのです。期日が迫るほどその状況は厳しくなり、平日も残業をしなければ追いつかない状況になる職場もあります。

実情は職場によって異なりますが、受託開発では納期の影響で休みの日の過ごし方が変わりやすくなるのです。プロジェクトチームを組んでいない職場の場合には、エンジニアは自分の努力次第で休みの日はしっかり休むというスタイルを納期前でも実現できることがあります。エンジニアが働く上で必ずといっていいほど緩急を感じやすい受託開発でも、計画的に仕事をすることで休みの日を確保しやすくなるでしょう。